庭木の手入れに剪定が必要な理由とは?樹種ごとに適した時期も解説
観賞用として植える木には剪定が欠かせないとよく言われますが、
枝を切ったりしては木がかえって弱ってしまうように思いがちです。
そんな疑問をすっきりさせるために、剪定が必要な理由や時期に関する基礎知識をまとめてみました。
1.剪定が必要な理由とは?
庭木の手入れに関する用語としてよく耳にする剪定とは、専用のハサミを使って余分な枝を切る作業を意味します。
木は自然な状態に放置しておくと枝が伸びすぎてバランスが崩れてしまうため、
美しい形を維持するために定期的な剪定作業が欠かせません。
木の見た目を良くするだけでなく、伸びすぎた枝を切り落とすことで
木全体の栄養状態を良好に保つのも作業を行う目的の1つです。
剪定を怠っていると枝が育ちすぎて木全体に栄養が行きわたらなくなり、
病気や害虫も発生しやすくなってしまいます。
枝を切り落とす行為は樹木に負担をかけることになるとは言え、
適度に行うことで木をかえって健康に保つ効果が得られるのです。
自然状態の木はどこまでも大きくなろうとする性質を持ちますので、
敷地の限られた庭で木をちょうどいい大きさに保とうという狙いもあります。
2.落葉樹や果樹の剪定に適した時期
基本剪定には12月から2月頃に行う冬剪定と、6月から8月頃に行う夏剪定に大きく分けられます。
冬剪定が適している樹種はハナミズキや紫陽花・モミジ・ヤマボウシ・ライラックなど、
冬期間になると葉を落として休眠状態に入る落葉樹です。
落葉樹は夏期間に葉を生長させて盛んに光合成を行い、冬に備えて栄養を溜めておく性質があります。
このような樹種で冬に剪定を行っても木へのダメージが少なく済むのは、
葉が落ちた後の冬期間は栄養分が蓄えられた状態にあるからです。
紫陽花のような花を楽しむ木を手入れする中では、
来年も美しい花を咲かせる目的で咲いた後の枝をハサミで切り戻す花後剪定を行う場合もあります。
梅や柿の木など果実が収穫できる落葉樹も樹形を整えるための基本剪定は冬に行うのが一般的ですが、
果樹の場合は収穫後の剪定も欠かせません。
徒長枝と呼ばれる無駄な枝を切り落とすことで果実のつきが良くなり、安定した収穫が望めるようになるからです。
3.常緑樹や針葉樹の剪定に適した時期
ツバキやサツキ・サザンカ・キンモクセイ・クチナシなど、常緑樹の剪定は夏期間に行うのが基本です。
常緑樹は落葉樹と違って冬に葉を落とさず、1年中光合成を行って栄養分を絶えず補給し続けるという性質があります。
そのような木はいつ剪定しても良さそうなものですが、
太陽の光が弱い冬期間に剪定を行うと栄養の補給が間に合わなくなって負担が大きくなりがちです。
日照がたっぷり降り注ぐ5月から6月頃の初夏なら剪定をしてもすぐに栄養が補給されるため、
木への負担が小さく済みます。
ただし4月下旬から5月にかけての時期は常緑樹も新芽が伸びるタイミングと一致するため、
剪定の仕方によっては木を傷める結果になりかねません。
作業の難易度も高くなってきますので、この時期に剪定を行う場合は腕に自信がある人でない限り、
プロに依頼するのが無難です。
庭木として根強い人気を誇るマツやスギ・ヒノキ・マキなどの常緑針葉樹は、
新芽が生長する前の3月から5月頃を目処に剪定を行います。
まとめ
庭木の剪定には木の見た目を整えて必要以上に大きくなりすぎないようにするだけでなく、
病害虫を予防したり果実や花のつきを良くしたりするという目的もあります。
落葉樹や常緑樹などの樹種によって適した時期が違ってくるため、
「剪定は難しいという」というイメージを抱きがちです。
自分でする自信がないという人は、剪定に関する専門知識を持つプロに依頼してみるといいでしょう。
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