外構工事のポイント

 

理想の外構に仕上げるためには、求める機能や好みのスタイルは何なのか、

ポイントを絞ってから計画をすることが大切です。

今回は、外構工事のポイントについてご紹介します。

 

 

玄関・門塀の外構工事

門塀は住まいの顔となる重要な構造物となり、門柱、門扉、表札、ポストなどが含まれます！

住宅が持っている雰囲気やグレードと調和させることがポイントです。

例えば、洗練されたモダンな住宅には同じくモダンな雰囲気のものを合わせることで統一感が出ます。

また、道路から玄関までの道のりを『アプローチ』、

門塀から玄関へと続く道のりを『玄関アプローチ』と言います。

門扉から玄関までを曲線でつなげることで、プライバシー保護に役立ちます。

また、滑りにくい素材や手すりを設置すれば転倒リスクを減らせますよ。

足元に使用する素材は、暖かみのあるレンガや枕木、洗練された天然石やタイルなど、

デザインと機能性をうまく融合させながら計画することが大切です。

門、玄関まわりの設備には、照明機能が搭載されています。

防犯も兼ねるとなると、追加でタイマー付き、センサー付きライトの設置もおすすめです。

足元を明るくするフットライト、

階段がある場合はスタンドやポールタイプの照明も一緒に設置することで夜間も安心できますよ。

 

フェンスの外構工事

フェンスには目隠しの役割があり、防犯性も兼ねています！

高さ、素材の重さを調整することで、道路や隣家への圧迫感、内からの閉鎖感が変わります。

主流の素材はアルミで、鉄に比べ錆びにくく、生け垣と違いメンテナンスは不要となります。

 

 

ブロック塀の外構工事

劣化したブロック塀は、地震などによって倒壊する危険性があるため、

建築基準法で高さや塀の厚み、施工手順が細かく指定されています！

欠けやヒビが発生している場合、リスク回避のために修復工事を行いましょう。

損傷が少なく基礎がしっかりしているのであれば、比較的安価な再塗装もおすすめですよ。

 

 

駐車場の外構工事

駐車スペースを舗装するだけの『オープンタイプ』、柱と屋根を設置する『カーポートタイプ』、

壁と屋根で囲った『ガレージタイプ』の3種類あります。

道路と住宅へのアクセス、駐車のしやすさ、積雪や潮風、

台風の頻度などを考慮し、地域環境に合わせて計画しましょう。

壁や住宅との間に60cm確保することが出来れば車の出入りは可能ですが、

ストレスなく出入りしたいのであれば、90cmの幅をとるのがおすすめです。

駐車スペースを施工する際に一緒に考えたいのが、

センサー付きのLED照明やカーストッパーの設置となります。

その他、将来的に電気自動車を検討している、洗車の頻度をアップさせたい場合は、

コンセントと水栓の位置も重要です。

 

 

テラス、ガーデンルームの外構工事

テラスは住宅の外側に地面より高い台座で、

掃き出し窓から続く庭にタイルやブロックを使用し舗装した空間となります。

ガーデンルームは住宅から直接つながった空間で、室内に近い構造が特徴です！

気密性があるため、天候や季節の影響を受けにくく、

観葉植物を育てたり、雨の日の洗濯物を干す場所としても便利となります。

机や椅子などを置き、もうひとつのリビングとして活用も可能です。

 

 

ウッドデッキの外構工事

ウッドデッキは大型ホームセンターでDIY用キットが販売されており、

簡単に施工出来そうなイメージがあるかもしれません。

しかし、基礎に精度が足りないと、後にガタつきが生じ、

机や椅子を置いたり遊び場にしたりするには安全性に欠けてしまいます。

長く使い込みたい場合は、業者に依頼することがおすすめです！

素材は木製と樹脂製があり、樹脂製はガーデニング用の鉢を置いても劣化の心配がなく、

メンテナンスが簡単なのが魅力となります。

デッキに加え、柵やスロープ、屋根などのオプションを取り入れることで、使い勝手が良くなりますよ。